今回は「炭」について。炭といえば備長炭を連想する人が多いのでは?
高知県では土佐備長炭が有名ですが、これは明治から大正にかけて備長炭の本場和歌山県南部川村の植野親子により伝えられ、さらに改良が加えられて
今の土佐備長炭ができたようです。
 時代と共に化石燃料が使われはじめ、木炭の出番は減ってしまいました。しかし、化石燃料の使用は地球の内部に蓄えられていた炭素を燃やして二酸化炭素(CO2)を大気中に出すのに対して、木炭は「燃やす(CO2の放出)」部分は同じ
でも、木炭にする木は伐採しても萌芽し、またその木(燃えた分のCO2はここで
固定される=地球上で蓄えられた炭素)を使って炭が作られ、灰になっても(炭の
ままでも)土に帰り、また木の栄養となって木が育つ、と循環しています。
 昔の人は物質循環なんて難しく考えなくても、自然の循環の中で生活をして
いたんですね・・・。
SANちゃん・RINちゃん新聞                    −第2号−
2月20日、甫喜ケ峰森林公園で「お花炭を作ろう」体験に行って来ました。松ぼっくりや、竹、毬栗、銀杏等なんでも身近にあるものを使って炭を作りました。
出来は上々で、満足のいくものになりましたよ。
そこで、今回はお花炭の作り方や竹パンの作り方の紹介をしたいと思います。以外と簡単にできるので皆さんも挑戦してみてください
キャンプに行った時など、手軽に
出来るので、おすすめだよ。
お花炭
森の竹パン
森の竹を使って作るホットなケ−キ
出来上がったお花炭は、玄関に飾ったり、トイレの脱臭剤としても使えます。
竹の間伐をしたあとなどに、切った竹を利用して作りましょう。
蒸しパンみたいで、美味しいですよ。
障害を持つ子供達と甫喜ケ峯で自然体験
ようやく名前が
決まった担当の
ウッディー教授
田舎に居れば自然にまわりにある物で簡単に出来てしまう竹パンや炭ですが、この頃は田舎にいてさえも、なかなか自然の物で何かを作ろうという機会が少ないように思います。まして、自然の少なくなった町の暮らしではなおさらです。
そこで、「山の日」に限らず、機会があれば植樹体験でも炭焼き体験でもやってみてはいかがでしょうか

森林浴は、体にいいのでオススメですよ!