植物学校夏の部は、6月26日に開催されました。台風接近のため、あいにくの雨となってしまいましたが、雨の合間を縫って、夏の草花を勉強しました。
今回は、学習館裏の道に沿って歩き、セリの群生する池を通って花木の森に降りました。そして車に注意しながらあじさいを観察し、水源の森へ通じる山道を通って、学習館へ帰るというコ−スでした。
SANちゃん・RINちゃん新聞    −(夏の部)−

夏の部のテ−マは、あじさい

夏の植物を観察

講師は、おなじみの鴻上先生です。
今年は、季節がおかしくて、どの植物の季節もずれていると言うことでした。
あじさいも、芽をつけたところを寒にやられてしまい、ほとんど花がない状態だということでした。
あじさいには、ヤマアジサイとガクアジサイがありますが、甫喜ケ峰で見られるあじさいはガクアジサイだそうです。ヤマアジサイは無いと言うことでした。
ヤマアジサイは、手まり型で葉が薄くつやがないのに対し、ガクアジサイは、葉が厚くてつやがあると言うことでした。日本固有のあじさいですがこの頃は、外国で改良されたあじさいが逆輸入されているものも多いそうです。

ヒメシャラの花が沢山落ちていました。
ヒメシャラ(姫沙羅)は赤褐色のつるつるした木で、林内でもひときわ目を引くきれいな木です。

ハコネウツギ
いつの間にか大きくなって、うっそうとした感じでした。

ヨウラクラン(瓔珞欄)樹上に垂れ下がっていました。稀少な植物なので大事にしたいですね。

学習館を降りた所に咲いていた
コモチマンネングサ(子持万年草)黄色い小さな花を多数つけます。

時折、小雨がパラつきましたが、すずしい植物観察になりました。参加者の方も雨など気にせず、熱心に先生に質問していました。

 春・夏・秋・冬
植 物 学 校in甫喜