SANちゃん・RINちゃん新聞
         −第28号−
 春・夏・秋・冬
植 物 学 校in甫喜
平成21年に4巡目となる四季を通じての植物学校が開かれました。前年に引き続き、講師は鴻上先生です。
1年を通じて春のすみれに始まり、夏のあじさい、秋の野菊、冬はシダの観察と四季折々の植物観察が行われました。
毎年春の部は4月に開かれます。全ての動植物が目覚めるこの時期は、植物学校のスタ−トには、うってつけといえるのではないでしょうか。
春の植物と言えば、スミレを外しては語れません。植物学校も春の部は「スミレ」から始まります。
学習館でスミレについて、鴻上先生から講義を受けました。
今回は、植物に関心の高い子供の参加もありとても熱心に聞いていました。日本のスミレの種類は150種類くらいで、高知には34種類くらいあるそうです。
今年は、少しスミレが早く咲いたようで、あまり沢山のスミレにはお目にかかれないかも!と言いながら観察に出かけたのですが、学習館の裏にチラホラと咲いていたスミレを見ることが出来ました。
今回は、未来の植物博士達の参加もあり、大いに賑わいました。
「これは、何かな?」と虫眼鏡で植物を丁寧に観察していました。
「これは、何やろ」
「よ−く、観察してごらん」
世界でスミレというと樹木で赤っぽい色をしているようで、日本の草スミレは特異という説もあるようです。スミレは雑種を沢山作り、毎年同じ所には生えてこないので栽培が難しいと言われています。スミレの種にお砂糖のような物がついていて、それをアリが運びます。そして、ありが運んだ所で又スミレは生えるのです。スミレの種を運んでいるアリに出くわしたら、次の年には、そこでスミレが沢山見られるかもしれませんね。