SANちゃん・RINちゃん新聞
   −第28号−
植物学校の締めくくり冬の部は、11月29日(日)に行われました。平成21年の冬の部は例年とはコ−スを変えて、園外に出ました。
いつもの森の中とは違い、「ここは本当に甫喜ケ峰?」と思われるような滝のある場所に入り、ダム周辺を歩いて、シダの勉強をしました。

新型インフルエンザが大流行した今回は、欠席の方が多く、またまた鴻上先生を独り占め状態で、和やかに行われました。
大きな一枚岩から流れる滝を見ました。
「甫喜ケ峰に、こんな所があったがやねえ」参加者全員の声です。冬には冬のよさも有りましたが、夏に来たらさぞかし、涼しくていいでしょうね。
滝を見た後は、道路脇に野生のナシを発見!みんなで早速食べてみました。市販のナシよりとても小さな形をしていますが、「ナシの味や」とみんな、喜んでいました。
フユイチゴも真っ赤に熟れていました。
食べてばかりいたんじゃないよ、ダムに沿って歩きながらシダの観察をしたんだよ。
ヤブソテツ
クマワラビ
イワガネソウの裏側
イワガネソウとイワガネゼンマイは、とても似ていますが、葉っぱを裏返すと葉脈に違いが有ります。イワガネソウの葉脈は網状で、イワガネゼンマイの葉脈は平行になっています。シダは裏返して見ないとわからないことが多いです。
シダはなかなか難しいが、結構面白いぞ!
マツカゼソウ(少々くさい)
白いナンテン
ムラサキシキブ
シダの観察の他にも白いナンテンやムラサキシキブも見ました
ホソバトウゲシバ
イヌシダ
ノコギリシダとヤブソテツ
学習館に帰ってきて、観察したシダを並べて名札を付けました。
四季を通じての植物学校は、同じ場所でも毎年違うカオに出合います。同じ植物でも毎回、何だったか悩んだり(これは単に勉強不足ですが・・・)去年とは違う場所に咲いていたり、同じ場所に咲いていてもちょっと違ったりと様々です。今年も植物学校は開催されますので四季の移ろいを感じにぜひお越し下さい。