SANちゃん・RINちゃん新聞                    −第24号−
秋の部は”秋の七草”をテ−マに9月に開かれました。今年は天候不順で台風こそ来ませんが、集中的な雨が多い年になりました。この日も前日からの雨と雷で甫喜は朝から停電というアクシデントに見舞われましたが、甫喜スタッフの頑張りと丁度通りかかった四国電力の方のお陰で、何とか植物学校開始時刻には間に合いました。(よかった−)
「秋の野の花を読む二首」
秋の野に咲きたる花を指折りかき数ふれば七種の花萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花また藤袴朝貌が花 
という風流な歌で秋の植物学校は始まりました。
秋のコ−ス(車で休憩小屋まで移動後、アセビの森に向かう道々で秋の草花を観察しました)
万葉の歌人山上億良の歌じゃ
ウッディ-教授
クルマバナ(車花)
山地や丘陸地の日当たりのよい場所に生える多年草 和名は、花が輪生することによる。分布は、北海道、本州、四国、九州
休憩小屋の草地では、クルマバナ、ネコハギ、アキノタムラソウ等普段見過ごしてしまいそうな可憐な草花を観察しました。
休憩小屋を後にして「木の名前当てクイズコ−ナ−」を下りアセビの森に向けて、植物観察を続けながら歩きました。時折日が差す森の中をゆっくりゆっくり進みました。
これは何ですか?
子供の質問に丁寧に答える鴻上先生
キンミズヒキ
オミナエシ(女郎花)
秋の七草の一つ
黄色い清楚な花。散房状の花穂、山野に生える多年草。開花時期は8〜10月
沖縄を除く日本全土に分布。
秋に、株側で新苗が分かれて増える。
「おみな」は女の意。もち米で炊くご飯を「男飯」といったのに対し、粟ご飯を「女飯」といっていたが、花が粟粒のように黄色くツブツブしていることから、「女飯」→「おみなめし」→「おみなえし」となったとの説もある。
オトコエシ(男郎花)
オミナエシ科オミナエシ属
オミナエシより全体的に大きく、8〜9月に白い花をつける。女性的な女郎花に比べオトコエシは豪壮な印象です。
オミナエシより、強く丈夫そうにみえる事からこの名が付いているようです。


「女郎花」と「男郎花」って本当に対照的な花だね
展望台向かう山道は、まるで緑のトンネルを抜けるようでした
ヤブタバコ
キク科
北海道、本州、四国、九州、奄美・琉球に分布
平地の林や日陰を好みます。
花は、9〜11月に咲き晩秋に実を付けます。
藪に生え、茎の下の葉がタバコの葉に似ていることから、この名前が付いたようです。


カナクギノキ(鉄釘の木)
クスノキ科クロモジ属
本州・四国・九州に分布
花期は、4月頃雌雄別株の落葉高木です。
樹皮が赤みを帯び材質がかたいので、この名前がついたといわれています。
「秋の七草」
萩・ススキ・ナデシコ・葛・女郎花
キキョウ・フジバカマ

(ナデシコとキキョウは高知では夏の花なので、秋の植物学校では、もう終わっていましたが・・・・)