「うわあ!すごいね。いったいどれくらい高いんだろう
あんまり上むいてたら、ぼくの”ぼうし”がぬげそうだよ。」
「本当ね、てっぺんが見えないもの」
役場を出て30分ぐらいで千本山の登山口に到着したSANちゃんとRINちゃんは、大きな杉の木にびっくりしました。
千本山橋の大杉
木製の歩道
登山口
千本山の魚梁瀬杉
千本山の魚梁瀬杉
登山口から吊り橋を渡ったら、
大きな杉の木ばかりでびっくり、だいたい200年から300年も生きてる杉の木ばっかりなんだって。
登っていく所には、こんな木の階段があってね、600mぐらい続いてたんだよ。
「この千本山の”やなせすぎ”は、自然のままにしておくんだよ、人が切ったり手入れしたらダメなんだ。
でもね、”学術保護林”として、研究もされているんだよ。」
木の階段をのぼったり、倒れた大きな木にすわってみたりして千本山
を歩いてた僕たちは杉のあかちゃんを発見しました。
「これは僕の足だよ、僕は身長50cmで足の長さは10cm・足のサイズは6.5cmなんだ。この杉の子がどんなに小さいかわかるよね。」
「こんな小さな木が、大きな魚梁瀬杉になるなんて、すごいね。いったい何年ぐらいかかるのかしら。」
「この小さな木が育って、ここ千本山のようになるには、何百年もかかるんだけど、順をおって杉の成長していく過程を見てみようか。」
登山口
5年生の杉
54年生の杉
200年生の天然の魚梁瀬杉
種が落ちて、やっと、これぐらいになったところだよ。
一年生です
5年生になりました。
ずいぶん大きくなっただろう。5年生になるまでには、下刈りといって木の根もとの雑草を刈り取ってやって、木の生長を助けるんだよ。
54年生です。とても、背が高くなったと思わないかね。
この木が、やがて80年生、100年生へと大きくなって行くんだよ
200年生です。
これぐらいになると、りっぱに天然とよばれる木になるんだよ。でも、これから、まだまだ大きくなるよ。
ただね木は、ほっといても大きくはなるんだけど、たくさんの木が元気に育っていって、健全な森になるためには、いろいろ手入れとかが大切なんだよ。
そのことについて、ちょっと見てみようか
6年生と5年生の杉
6年生になると下刈りをしないから、草がたくさん生えてるのがわかるかなあ
やなせすぎ
10年たったところだよ、木と木のすき間が、あんまり無いことに気がついたかな。
100年生になると、さすがに見上げるのに一苦労だねえ。人が小さく見えるね。