7月21日と8月25日の二回にわたって、甫喜ケ峰森林公園の生き物調べが行われました。又、8月4日には、植物標本づくりも行われ、夏休みの宿題にはうってつけのイベントとなりました
甫喜ケ峰の生き物調べⅠ・Ⅱ四国自然史科学研究センターの谷地森先生を講師にお招きして、甫喜ケ峰森林公園にどんな生き物が棲んでいるのか調査をしてみようというイベントは、まず7月21日に森の中にカメラを仕掛けて、8月25日にどんな生き物が写っているのか調査するというものでした。(谷地森先生は、狸の研究で博士号を取られた狸博士です) まず7月21日はカメラのセットの仕方などをお聞きして、森にカメラをセットしに行きました。仕掛けた場所は、森林公園の風車の丘付近と、水源の森の中です。 カメラを仕掛ける場所は、カメラの周りに枝等が覆い被さっていないところで、木陰で、カメラの前が壁のようになったところがいいそうです。 コウモリの巣の仕掛けは、あまり風が吹かず木陰で木の枝が覆い被さっていない所がいいそうです。風が吹くとコウモリが入りにくいですからね。 仕掛けたカメラを8月18日に回収して、25日に参加した家族の方達と何が写っているのか観察しました。思ったより沢山の動物が写っていて、楽しい観察会となりました。久しぶりの雨のため、コウモリの巣の仕掛けを見に行く事は出来ませんでしたが、これからコウモリが入る時期なので、それは又のお楽しみという事になりました。写真に写っていた動物は、狸、ハクビシン、イタチの仲間、テン、野ウサギ、ニホンリス、ヤマドリ、カケス、ミゾゴイ等実に14種類もになりました。又今回は写っていませんでしたが、キツネや鹿もいるそうです。 写真に写っていた動物を少しご紹介します。タヌキとハクビシンは、度々出没して沢山のカメラに写っていました。意外ににミゾゴイが沢山写っていてビックリしました。ミゾゴイは、ニホンでしか、子育てが確認されていないそうです。
今回、こんなにも沢山の動物が写っていることに驚きました。又、人がいないときに結構ウロウロしている姿は、ほほえましかったです。でも今年の猛暑で甫喜の住人の動植物も、きびしい毎日を送っているかも知れません。何とか頑張ってこの夏を乗り切ってほしいものです。
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植物標本づくり8月4日に植物標本づくりを行いました。講師はおなじみの鴻上先生です。(鴻上先生は、長年牧野植物園に勤務された植物研究家です)
標本のお手本
標本づくり 標本づくりは、採取した植物を図鑑を見ながら、名前などを調べてラベルを付けておくという作業をしなければいけませんが、今回は、鴻上先生に植物の名前をお聞きしながら標本づくりが出来るという貴重な体験でした。
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