SANちゃん・RINちゃん新聞                    −43号−

「上手に出来た♪」

竹笛と草笛の合奏♪

「吹き矢」の飛ばしっこ!

平成25年に入り、早くも3ケ月が過ぎようとしています。月日の立つのは早いものです。
と言ってばかりはいられません。
啓蟄も過ぎ、虫たちも活発に動き出し、動植物も人間も活動する季節になって来ました。県立甫喜ケ峰森林公園でも、今年に入って2つのイベントが行われましたので、ご紹介します。
一つは、「昔あそび」、もう一つは「しいたけの森づくり」です。

ススキの穂先を取って、短く切ります。

ヤジロベエの材料は、白のチャ−テ(一般的には、隼人瓜というそうです)

屋外では、竹トンボ、竹馬、弓遊び、パカパカ遊びなど、大人も子供も夢中になって遊びました。

見本のヤジロベエ

「ほっき−の館」では、吹き矢の他に草笛を作って演奏したり、ヤジロベエを作ったり竹笛の作り方を教わったりしました。

昔といっても、昭和の子ども達が遊んでいた遊びです。講師は、渡辺幸男さん(高知昔遊び研究会会長)でした。渡辺さんは、東日本大震災の直後、子ども達のつらそうな顔をテレビ等で見て、「子供にあんな顔させたらいかん」と思い、仕事の合間に沢山の竹トンボを作って、東北の子ども達に送ったり、世界の子ども達に日本の遊びを広めたりと幅広い活躍をされています。

最初に吹き矢の材料を探しに行って、ススキを調達しました。竹筒の中にススキで作った矢を入れて、的に向かって吹きます。みんな上手に飛ばしていました。

「遊びの中に学びがある!」 渡辺さんがこの日おっしゃっていた言葉です。
「弥次郎兵衛のバランスをとるには、どうしたらいいの?」「葉っぱをうまく吹くには(草笛)、どんなにしたらいいかな?」子ども達は、一生懸命考えながら、工夫していたようにみえました。身の回りにある、いろんな物が遊び道具になる事を知った一日ではなかったでしょうか。この日の事を大人になっても忘れないでいてほしいです。

子ども達はすごく、熱心に説明を聞いていました。

ヤジロベエ制作中!

ヤジロベエも草笛もとても上手に出来ました

竹トンボ

竹馬

パカパカ遊び