当協会が毎年11月3日に行っているバスツア−も今年で22回を重ねる事となりました。
特に今年は、高知県との共催となり、平成30年 森林環境保全活動・治山・林道・体験ツアーと題して行いました。
作った竹食器にカレ−を入れて食べました
当日は、寒い中朝早くから、22名の方全員にお越し頂き、定刻通りバスを出発させることが出来、
11月3日は天気の確率が高いという統計通り、絶好のツアー日和となりました。

続いて、山林協会の田島部長より、竹飯の作り方を説明!
「災害時等にそこに竹があったら・・・
竹飯の作り方を知っていたら・・・役に立つかもしれません」ということで作り方を説明しました。


詳しい作り方は、こちらをご覧下さい
(興味のある方はぜひ!)

風力発電施設の説明

甫喜ケ峰森林公園黒津主任の説明

治山現場を後にした一行は、甫喜ケ峰森林公園に向かい、終日甫喜ケ峰森林公園内でのイベントを楽しみました。
まず、甫喜ケ峰森林公園の黒津主任より、開園当時から現在までの概略説明を行いました。

竹を切ったり、削ったり、皆さんどんどん器用に作っていました。

昼食のご飯は、お釜で炊いたものと竹飯と両方用意しましたが、どちらもおいしいと食べてくれました。自分で作った竹の食器にカレ−を入れて食べた方もいました。皆さんカレ−もサラダも美味しいと食べてくれ、60人前のカレ−完食でした。スタッフ一同うれしい限りです。

このツア−は、来年も続けてありますので、参加頂ければうれしいです。
来年又お会いしましょう!!

当協会の安岡副会長より、閉会の挨拶をし、今回のバスツア−は、終了となりました。

田島部長の説明
出発に際して、高知県の林業環境政策課坂本課長から次の様に開会の挨拶がありました。
このツア−は、森林環境税を使って行われます。今日は治山、林道により山が守られいる事を見てほしいと思います」

高知県公営企業局発電管理事務所の長谷チ−フから、風力発電施設の説明を受けた後、5名ずつ順番に風力発電の中を見せてもらいました。

高知駅を9時出発し、香美市土佐山田町繁藤で、高知県中央東林業事務所の土居課長から昭和47年に起きた未曾有の大災害について、説明を受けました。

甫喜ケ峰にある風力発電は、平成16年から運転を開始し、1年間の発電量は標準的な家庭700戸分を賄うことが出来るという説明でした。
この施設は、1年に一度だけ、甫喜ケ峰フェスティバルの時に登頂することが出来ます。機会があれば、登頂に挑戦しては、いかがでしょうか

散策の途中で出会った植物

アセビの森から学習館まで1.7kmほどの山道を下りながら森林散策をしました。お天気にめぐまれたお陰で、展望台からの景色も良く、秋風の中散策を楽しむことが出来ました。この時期は、あまり花のない時期ということでしたが、道中見かける草花について甫喜ケ峰森林公園の和田さんが、説明しながらゆっくりと歩きました。

災害の起きた朝は、朝五時から七時の間に95mm以上の雨が降ったこと、山崩れにより消防団員が被害に遭ったこと、激しい雨で災害が拡大していったこと等を参加者に資料を見てもらいながら、土居課長が説明しました。
そして、治山工事で復旧作業を行った経過説明があり、「治山工事は、安定した山に戻すことを目的としています」等治山事業の必要な事や林道は、生活道や木材の運搬等に使われていることの説明がありました。
参加者全員、真剣な面持ちで聞いていました。

※ このツアーは、森林環境税を活用して実施しました。

高知県中央東林業事務所の土居課長の説明

高知駅前での開会式

出発地点のアセビの森のトイレが新しくなりました
「治山施設の見学等して頂きましたが、治山、林道への理解を深めてもらえるとありがたいです。今日は天気に恵まれ、皆さんのおかげで怪我もなく、無事終了しました。気をつけてお帰り下さい」
アセビの森から学習館に向かって出発
出来上がった竹飯の竹を割って完成

概要:昭和47年7月5日、災害規模 幅170m 高さ80m 崩壊土砂 10万m3
なくなられた方 60名
  流出家屋有り(駅前付近の人家は全壊)
復旧事業 治山工事(山腹工)

木漏れ日の中を散策
散策の途中での、植物の説明

順番に中で説明を受けました

上まで38mあるそうですが、点検される方は、早くて2分、普通に登って5分で登るそうです。ビックリです。

竹飯の説明の後は、竹の食器作りをしました。甫喜ケ峰森林公園の和田さんから説明がありました。


お天気に恵まれ、楽しい昼食となりました

竹飯の作り方を見るのは初めての方ばかりで、皆さん興味新々でした。

お釜のご飯、少しお焦げが出来たけど、うまく炊きあがりました
昼食
メニュー:カレーライス、サラダ
お釜のご飯とカレ−調理中
竹を割ったり切ったりして、食器を作り、竹を削ってお箸などが作りました。
   竹食器作りの様子