植樹の方法についての説明
杉浦所長代理から説明を受ける参加者
来年又お会いしましょう!!
子供達が、特別に機械を操作させて頂きました
作業道アカリド線では、作業道の役割や現在の林業を取り巻く状況、森林組合や本協会の役割等について説明しました。又、作業道を身近に感じてもらうために道幅を計ったり、木の高さを当ててもらうなどしました。説明後は、参加者全員バスの乗車場所まで800m程の距離を歩いて下りました。日中の暖かさに比べ、山の中は、少しひんやりしていましたが、全員元気一杯で最後の工程を楽しんでいました。
中尾谷では、高知中央東林業事務所の藤チ−フより治山については、次の様な説明がありました「物部町中尾谷は、平成17年の台風14号により大規模な山腹崩壊が発生したところです崩壊した規模は幅250m、高さ250mで面積6haを超えていました。当時の雨量は一日最大781mmを記録し、この多量の雨が地中に浸透したことにより、山が重さに耐えられなくなったことと、山の中の浸透水が飽和状態になり土砂が崩れていったと考えられます。」
閉会式
中央東林業事務所藤チ-フの説明
高知駅前での開会式
植樹の前に、当協会の永野事業課長より苗木の植え方、注意点について説明しました。
今回も、植える木は、イロハモミジとヤマザクラです。
「被害を受けた山を元の緑の山に還すために植樹をおこなっていますので、みなさん頑張って木を植えて下さい。斜面なので安全第一で作業お願いします。」の永野課長のかけ声で植樹を開始しました。
被災当時の中尾谷
現在の中尾谷は、復旧工事が着々と進み当時の面影はありません。今は崩壊した斜面がこれ以上崩壊しないよう保護する工事を行っています。
アンパンマンミュ−ジアムの所で、休憩を取り最終工程の作業道アカリド線に向かいました。
自動選別機で、流れて行った木材が径級毎に選別されていました。木材が流れて行く様子は、線路を走る汽車に似ていました。
この選別機は、最近まで日本一の長さだったということです。木材の長さと径級は機械がみて、曲がりや色は人が判別するということです。
今回は、特別に参加者の子供達が選別機のボタンを押させて頂きました。子供達は、真剣に説明を聞いていました。
昼食後、物部森林組合のストックヤ−ドに向かいました。
ストックヤ−ドでは、杉浦所長代理から、施設の説明や山で伐った木を運搬して市場へという流れを説明して頂きました。材の割合は杉が6割で檜4割、物部や香北の材を扱っているとのことでした。又木の単価は1本あたりではなく、1m3(リュ−ベ−)という普段聞き慣れない単位であることなど普段聞くことが出来ない話を沢山お聞きする事が出来ました。参加者の皆さんもいろいろ質問をしていました。
又、休みの日にも係わらず、自動選別機を実際に動かして頂き、大きさによって木材が所定の場所に選別されていく様子を目の当たりにしました。
お弁当美味しかったと好評でした!
植樹体験の後、別府峡の河原で昼食
「お疲れ様!」
中尾谷の概略説明の中で、大規模な災害だったが、山の下方に流れた土砂を治山ダムがせき止め、被害が拡大しなかった事など、治山事業の大切さや、又林道は材を出す役割をもっているが、中尾谷奥には人家があり、林道中尾谷線は、生活道としても役立っている等説明がありました。
今年は、20回目ということもあり、景品も多数用意しました。
本協会の熊瀬常務より、このツア−が無事終了したことへの感謝と治山林道の役割、ストックヤ−ドの役割、作業道の役割について、少しでもご理解頂けたら、ありがたい旨お伝えし、気をつけてお帰り下さいとの挨拶で閉会となりました。
仲良く協力して植えていました
最後にシカネットを被せて完成!
今年は、天候不順の為、木材が集まらず少しだけ高値で取引されているということでしたが、一昔前に比べると木材の価格も需要も格段に低くなっているようです。高知県の日本一の森林率を活かして、林業が盛んになり木材の需要が、どんどん高くなるといいなと思います。
杉浦所長代理から説明を受ける参加者
今年は道から下へ降りること10段目と11段目に植えました。
植樹を終えた後、スタッフは、道具を抱えて来た段を上がります。