小学校の部  高学年

  大豊学園の開校

         大豊町立大豊学園
                   五年 杉 本 莉 子 

 二〇二二年四月。おおとよ小学校と大豊町中学校が、新しく義務教育学校となり大豊学園が開校しました。
 大豊学園は、大豊町の木材をたくさん使いCLT工法で新しく建てられました。CLT工法とは、木の板を交互に重ねて、大きな板にすることです。この工法は、いくつもの利点があります。軽い・強い・断熱性・耐火性、調湿性、地震に強い、環境に優しい等です。
 大豊学園を建築中に見学に行きました。初めてCLTの板を見た時、(めちゃくちゃ大きな板だなあ)と思いました。校舎の中に入ったしゅん間、木のいいにおいがしてきました。スギやヒノキを使っていることを教えてもらいました。木をさわるとつるつるしていて、木目が見えていました。各教室の前には、ゆとりすとデッキがあります。わたしは、くさらないのかなと思っていたら、アコヤ材という風雨に強い木を使っていることが分かりました。後期課程棟の屋上から見たら、大きくて広そうに見えました。(早く、新しい校舎で、勉強をしたいなあ)と思いました。
 四月六日から、新学期が始まりました。教室は、広々としていて快適に学習ができます。休み時間に、ゆとりすとデッキに出ると、風が気持ちよかったです。周りの新緑と木造校舎がマッチして、とてもいい感じです。
 これから、大豊学園の生活に慣れていきます。わたしたち五年生は、前期課程の最上級生として、大豊学園の第一ページを創っていかなければなりません。下級生を引っぱっていき、いろいろな面でお手本となりたいです。
 そして、校舎だけでなく、みんなから、
「大豊学園の児童、生徒はすばらしい。」
と評価してもらえるように頑張りたいです。
 将来、どこにいても、この自然豊かな大豊町と大豊学園を忘れないように、たくさんの思い出を心に刻んでいきたいです。