小学校の部  低学年



  せみとりたのしいな                       

            高知市立一宮小学校
                             一年 はぎはら ゆうた 
 
 きょねんのなつやすみに、とさじんじゃでせみとりをしました。
 「みーんみーん。」
 「なかなかみつからないな。」
 なきごえはきこえるのに、すがたがみえません。
 「あ?みつけた。」
 そっとちかづいて、むしとりあみでがばっとつかまえました。
 「オスだ。」
 オスはおおきなこえでなくし、おなかのかたちもメスとはちがいます。いえにつれてかえりたいけど、かんさつしたあと、「それっ」とそらにはなしてあげました。
 えほんをみると、せみはきにたまごをうむとかいてありました。そのあと、ようちゅうになってつちのなかでながいあいだすごします。そして、じめんにでてきて、きにのぼってうかします。ぼくは、うかするところをみたことがあります。せなかから
「うんしょうんしょ。」
とがんばってはねとからだをだします。しわしわのはねがピンときれいにのびるまで、すこしじかんがかかります。いつもみるセミのいろとはちがって、うすいきみどりでとてもきれいでした。
 きはせみにとって、たまごをうんだり、うかしたりするだいじなところなんだなとおもいました。きをたいせつにすることは、いきものをたいせつにすることとおなじじゃないかな。
 きをたいせつにするために、ぼくはどうしたらいいかな。ゴミをポイすてしないくらいしか、いまはおもいつかないけど、これからおべんきょうしていきたいです。そして、こんどのなつやすみも、そのつぎのなつやすみもせみをいっぱいみつけたいです。