小学校の部  高学年

  一生の宝物

           四万十町立興津小学校
                 五年 小 嶋 一 平
 
 ぼくの住む興津は自然が豊かで、山や海にはたくさんの生き物がいます。
 中でも、一番好きなのは海です。「小室の浜」とよばれるきれいな砂浜があって、砂の中にはたくさんの貝やカニがかくれています。
 その中でぼくが一番好きな生き物は、「ゴイソ」です。アサリによく似た二枚貝で、取り方も一緒です。ゴイソは波打ちぎわより少し手前にいて、点々と表面に小さい穴が空いているので分かります。そこを手でほって、当たった感しょくがしたら土ごとグワッとつかみます。たまに息つぎに顔を出すので、その時に素早く取るのがぼくの好きな取り方です。毎年五月ぐらいから家族や友達とよく取りに行って、バター焼きにしたりお汁に入れたりして食べています。とってもおいしいのでたくさん取ろうと思います。
 砂浜の他にも、いそに行くときがあります。冬はカメノテやカラスグチなどたくさんの貝が取れます。春になるとふのりやさくらのりが取れます。もっとあったかくなると泳ぐのがぼくの楽しみです。貝を取ったり、魚を見たり、とっても楽しいです。たまに小さい魚やエビや、ほんのたまにタコが見られます。内海ではニナも取れます。夏だけでなく冬もいそで貝を取ったり、お昼ご飯を食べたりすることもあります。いそで食べるご飯は、いそのにおいがしておいしく感じます。
 こんなふうに、ぼくは興津の海が大好きです。こんなにも豊かな海があるのは、興津を囲んでいる豊かな山のおかげです。山が作り出してくれた栄養を、川が海へと運んでくれるからです。ぼくにとって興津の海は、一生大事にしたい宝物です。これからも山や自然を大事にして、豊かな興津の海をずっと守り大事にして、豊かな興津の海をずっと守りぬいていきたいです。進んでゴミ拾いをしたり、ゴミを捨てないようによびかけたり、自然の素晴しさを伝えたりしていきたいです。