小学校の部  低学年

  山にまもられている

            土佐清水市立足摺岬小学校
                 二年 野村 りょうた
 
 「山の木がなくなったらどうなる。」
と校ちょう先生が、ぼくたちにしつもんしました。ぼくは、どうなるかがわかりませんでした。そのこたえは、しょくじゅたいけんをしてからわかりました。
 木をうえるじゅんばんは、まず、あなをほります。つぎに、木をうえ土をかけます。さいごに、足でふんでポケットを作ります。そのわけは、雨水がたまりやすくするためです。
 ぼくは、ひとりで木をうえました。木のねが多くて、あなをほるのがたいへんでした。ぼくのうえたくぬぎの木もいつか、大きくそだってたんすやつくえにつかわれるといいなと思いながら、木をうえました。
 みんながうえた木が、台風や大雨にまけないで、しぜんの力で元気にそだってくれたらうれしいです。
 しょくじゅたいけんをしてわかったことは、きれいな山がないと海にえいようがいかないから、きれいな海もないということです。
 そして、一ばんおどろいたのは、山と木がぼくたちをまもってくれていたことです。木をうえるときじゃまだった木のねが、雨をすって、山の土がくずれないようにしていました。山と木があると、どしゃくずれをふせいでくれるのがわかったので、山や木はすごいなあと思いました。
 山のしごとをするおじさんたちがいることもはじめて知りました。ぼくたちをまもってくれたり、生活にやくだったりしている山や木をそだてて、まもるしごとをしてくれていました。しょくじゅたいけんをして、山や木、海、生活のことを考えることができました。
 ぼくは、木のうえ方をおぼえたので、お母さんやお父さんにも教えてあげて、いっしょにしょくじゅたいけんをしたいです。ぼくたちをまもってくれている山や木のことをたくさんの人に知ってもらって大切にしたいです。