小学校の部  低学年

  はくびしんのあかちゃん

            大豊町立おおとよ小学校
                 一年 ひらいし しずく
 
  にゅうがくしきのひ、トマトをつくっているけんちゃんが、
「しずくちゃん、いいもんあげよう。」
といって、ちいさいどうぶつをもってきてくれました。
 それは、はながピンクで、はなからおでこまでしろいせんのある、はくびしんのあかちゃんでした。
 けんちゃんが、おかあさんとはぐれて、みちでまいごになっていたのをつかまえたのです。
 つかまえるとき、あばれたり、かみついたりしないように、はりがねでわさをつくってつかまえたので、くびにはりがねがついていました。
 おかあさんは、そのまま、おりにいれました。
 はじめは、おかあさんがミルクをあげるとき、かみつきそうにしたけど、おりこうさんでした。とってもかわいいので、なまえをわたしのだいこうぶつの「ピーナッツ」とつけました。
 みっかぐらいすると、だっこもできるようになったので、おかあさんが、はりがねをとってくれました。まいにち、ピーナッツとあそんでいました。
 けれど、さんかんびのひ、がっこうからかえると、ピーナッツは、おりのなかでうごきませんでした。しんでいました。わたしは、ないて、ないて、ずっとなきました。おかあさんもないていました。
 すぐ、おはかをつくりました。きっとてんごくにいったとおもいます。
 わたしのいえは、やまのなかにあります。いろんなどうぶつにあいます。そのどうぶつたちは、わるさをするので、おかあさんもりょうをします。でも、わたしは、やまのどうぶつたちとなかよしになりたいです。