小学校 高学年の部

   森を守ること

	       高知市立昭和小学校
             五年 伊 藤 匠 海 

 この前、ぼくとお母さんとで、一泊二日の森林を守る会に参加しました。
 参加して、教えてもらった中で心に残ったことがありました。
 一見、ふつうに見える木々でしたが、先生が語ってくれました。
「この木は、ふつうそうに見えますが、木が根をはれなくなったり、太陽の光を他の木がさえぎったりして、成長がおくれています。だから、木と木の間を空けるために木を切って、太陽が当たるようにして下さい。このことを間伐と言います。」
 ぼくは、今までおいしげった森や林は、全ての木が元気に成長していると思っていたけど、成長のために太陽の光を取りこむために木を切らなければならないことを初めて知りました。木を切ることはいけないようにも感じていたけど、見方を変えると、間伐は森や林にとって大切な役割をしています。
 大昔、森は、マンモスを狩りつくしてしまった人々たちの支えになったと伝えられています。
 森は人々の雨をしのぐ屋根になり、また動物たちの住みかにもなります。動物たちのえさのありかとしても担っていて、森の土は、養分をたくさんたくわえた腐葉土となるのです。土の下には、きれいな水が流れています。
 森と人間は、大昔からつながっており、人々を助けた森林をこれからも守っていくべきだとぼくは思います。
 これからは、森林を守る活動が大事になってくると思います。高知県は緑豊かな県ですが、一部では開発の重要性もさけばれています。今、ぼくにできることは、森林のことにきょう味をもつことから始め、森を守る活動を高めていくことだと思います。